今日の東京戦はSC席観戦で、奥様の仕事が終わってからの出発の為、時間があったので小学生のサッカーの試合を見てきました。
我が家(マンションの10階)から、小学校のグラウンドが見えるのですが、いつか見に行こうと思いながら、なかなか見にいけなかったので、実際にグラウンドまで見にいってきました。
昔、柏の日立台の近くに住んでいた時に、JのU12の大会を見に行った以来の小学生のサッカーを生で見ましたが、やっぱりJの下部組織の子たちと比べると質は落ちるのですが、なかなか面白いものです。(10年前に柏で見た、レッズの子で一人飛びぬけて上手かった子がいたんだけど、あれはだれだったんだろう・・・ 名取さんと、エスクデロのおじさんがいたから聞けばよかったかな?)
6チームくらいが順番にゲームをやっていたので全チーム(3試合)見てきました。
一番感じたのは指導者の差ですかね。止める、蹴るってのをしっかり指導しているチームとそうでないチームの差は歴然。ちゃんとしているチームの指導者はベンチからも、具体的に褒めたり、指示したりします。対して、ちゃんとしてないチームからは、Jの試合で訳わからん指示・ヤジを飛ばしているおじさんと変わりません。「走れー」とか「勝負ーー」とか「ちがうだろー」とか・・・
子供からしたら、うるさいとしか思えないんじゃないかな?「走れー」→「どこに?」、「勝負ー」→「この状況で?」、「ちがうだろー」→「何が?」・・・・・・・
6チーム中2チームはしっかりした指導者がいる様子。あと2チームは経験者かな?残り2チームはただのおっさん的な・・・
こうなると、圧倒的な力の差がでてきます。一番差が激しいチーム同士の試合は、99%同じハーフでのみのゲームになったりします。ほとんどが小学校単位でのチームですが、ある1チームはJにも選手を出してる地元の有名なジュニアチームでした。ここはさすがにしっかりしてる。どうやら若いOBが指導してるようです。
できる子供は、ボールをもらう前にしっかりと顔をあげて回りを確認します。そして、状況にあわせて、パスとドリブルを選択できるしそれに伴った技術もある。そうでない子は、ボールを持っても回りを見ずに前にただ蹴ってしまいます。でも、一度ドリブルをすれば意外とボールを失わなかったりします。この辺も指導者の差がでるところなのだと思いました。ルックアップは継続して意識すればいくらでも小学生で身に付きますし、止める・蹴るもしかり。
あとは、ボールを持った選手に対してのサポートの違いは歴然。通常より狭いフィールドで、大人と同じ11人でゲームをするので、スペースがなくなるのは当然のことですが、やみくもにボールに寄せていくと、すぐにコロっとカウンターを喰らってしまいます。ただ、長い距離をトップスピードで走り抜けるだけの筋持久力はないので、なかなかカウンターも単独ではきまりません。ここで、しっかりと切り返せる子は、DFをかわしてシュートまでいけます。そうでない子は寄せられたら終了。
福田大将の「決定力」を読んだ後なので、FWに大きい子がいないのは気になりました。大きい子は決まってバックラインに張り付いています。けれども、必然的に強いボールを蹴れるのも大きい子の方が多いので、小さい子ばかりがFWをやっているチームでは、ゴール前までボールがいかないとなかなかシュートがきまりません。
ゲーム前のシュート練習も、コーチにパスして、落としたボールを蹴るというのが多かった。でも、ぐちゃぐちゃとゴール前が密集することが多いので、もっと工夫が必要なんでしょうね、確かにそういったシーン(楔に入った後のボール)はゲーム中にほとんどない。
どのチームも大きい子がFWにいないので、もう少し高い位置でプレーさせるだけで、かなり優位にゲームは進むとの思うのですが、そうはさせないようです。セットプレーの時にゴール前で守備させればいいだけで、実際は2列目より高い位置に置くのが有効に思えますし、ただボール捌きが上手い子や、脚の早い子を置いてもシュートは強くないし、PAに入らないとシュートレンジにならないので、あまり点に繋がりません。
更に、気になったのはGKをしている子がチームでも1・2を争う位小さい子や、声を出せない子が多かったこと。なかには、ジャンプしてもクロスバーを触れない子や、キチンと横に飛べない子もいます。色々な事情はあるだろうし、GKをやりたい子が必ずしも体が大きいとは限らないでしょうから、仕方ないのでしょうが、見ていてちょっと酷な気もしました。
体が小さいのでGKは蹴れませんし、パントキックもハーフウェアラインまで届くか届かないか、一番気になったのはポジショニングが出来ないこと。キーパーにとって致命的ですし、体が小さいならば尚更。また、いつでもプレーに入る準備ができていないので、カウンターに対応できる子は6人中2人でした。
GKには、しっかりと指導者がいないとなかなか技術の向上は難しいでしょうね。ただ、シュートを受けるだけではなかなか上手くはなれません。サイドからの対応も、FKの壁の設定も、コーチングもしっかりと教えてあげたいなと思ってしまいます。
しかし、年代が上がっていって、中学生になるとグンとプレーの質が上がってくる。成長期を迎えて、サイズも筋力も成長してくると、プレーの幅が驚異的に広がってくるので、今までできなかったサイドチェンジや、PA外からのシュート、長い距離を走ってのプレーなど、選択肢が増えていきグッとゲームらしくなります。もちろん技術的な積み上げがあるからにちがいないのですが。
選択肢が増えていくと、戦術的な要素なしにゲームが組み立てられないので、選手たちもそれに対応して新しい技術を覚えたり、精度を上げる必要を感じるからです。
では、体が成長していくまではどんな指導が子供の為になるかと言うことです。やっぱり技術の部分は大きいのでしょうが、それだけではないんでしょうね。気持ちの強さも必要でしょう。声をあげて、周りを鼓舞したりする子がいなかったし、GKの子で気の強そうな子がいなかったのは残念。
ただ、小学生の年代でシュートをためらうような子はほとんどいませんでした。これが、だんだんとゴール前でシュートでなくパスを選択するようになるのは、いつからなのでしょうか?教えて大将。
子供達の試合をみて、指導者の魅力をなんとなく感じました。もしも自分の教え子が、高校選手権で活躍したり、プロになったりしたら嬉しいですもんね。地元の子供達でも教えようかな?